イーパブ(遭難信号発信機)は主に外洋に出る時に装備します。最近携帯電話を利用した迷い子探知用のシステムがありますが、こちらは衛
星を利用した地球全体をカバーする位置逆探知システムです。
写真はJRCのmodel JXV-1の全体と2枚目オペレーションパネルの写真です

最後の写真は旧型のJSX-1005型です。
上3枚の写真は「衛星非常用位置指示無線標識」で、通常「イパーブ(EPIRB)」と言われています。
EPIRB は Emergency Position-Indicating Radio Beacon の略で、406
MHz 帯の周波数を使用して遭
難船の情報を地球を周回するコスパス・サーサット衛星を介して、地上局に送りま
す。
位置データと遭難通報は「業務管理センター」を経由して捜索救助活動を直接指揮する「救助調整本部」に通報され、救助活動が開始され
ます。
日本における地上局は横浜の「関東統制通信事務所」に、業務管理センターは東京・霞ヶ関の「海上保安庁」に設置されております。
操作方法
1.約50cmの本体にアンテナを取り付けます(アンテナは約50cm)全長1m。
2.紐を解きライフラフトにくくり付けます(注意持って脱出する時はマジックテープ等で腕にくくりつけます。
ただ輪に通しただけではすり抜けてしまうので、スイッチONにして持ち出す)
OFFのまま流してしまうと何の役にもたたない。
プレジャーボートの場合はほとんど瞬間に転覆浸水する為心の準備期間はありません。
3.誤発信ストッパをはずし、スライドさせONにする。
ビーコンが発信されるとLEDが発光しますので確認する事が出来ます。
4.海中に投下します。(浮力でアンテナは垂直に立ちビーコンを発射します)
5.電池を長持ちさせるには、イーパブを持ったまま定期的に短い時間だけONにして、少し間をおきOFF
にする。
監視局では常時ワッチはしているがこの先いつ発見されるかわからないので長持ちをさせる為には電池の消耗を避けるのが望ましい。
この「イパーブ」は手動で、入力された遭難通報のデータが発信され、コスパス・サーサット衛星のドップラーシフトを利用して自動的に
遭難位置が得られるものです。
また、上位機種では航空機による「遭難船捜索ビーコン波」も発射されるようになっています。なお、自動離脱装置は水深4メートルの水圧
を検知して作動するタイプもあります。
実践では未だ一度も使用したはなく、今後ともお世話にはなりたくない物です。